クロロプラスト/童話組
――君の光で、呼吸する。
世界の名前はFiaba(フィアーバ)
童話を基に生まれた人々が生きる世界。
数多の街を統制する都、帝都。
豊かで華やか。誰もがその都に引き寄せられる。
様々な因果で帝都にやってきた、独りよがりな人たちの、独りよがりな愛のはなし。
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世界観
本編
スピンオフ
関係図(クリックで展開)
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探偵と助手
「探偵といっても、オレは荒事専門だぜ」
「ヒミツ、お前は頭でモノを考えることを覚えろよな」
リーテンガル(Litengal)
27歳 / 165cm / 男 / 愛称:リィ /
カナ
砂漠に近い町外れに事務所を構える
荒事専門の探偵。
殺人事件の解決からマフィアの潜入調査まで、荒事なら幅広い。
偏屈・人嫌い・王様気質。すべて自分の思うようになると思ってる。
その癖、なんだかんだでお人よしな面もあり、
ヒミツをはじめ、自分よりマイペースな相手には振り回されがち。
『半径5mの空間を掌握』するという固有魔法を持つ。
また、体の成長がとても遅く外見年齢は-10歳。
紅茶と煙草、甘味を愛し、煙で真っ白の部屋でティータイムに勤しむ。
ユウレ・ピアントと幼馴染の関係だが、ピアントとは犬猿の仲。
メインストーリーは『100万回生きたねこ』
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「ヒミツ!…違うよ?ぼくの名前がヒミツ!」
「えへへ、ぼく、いい子だった?」
ヒミツ(惹光)
19歳 / 167cm / 女 / 愛称:ヒミ
リーテンガルの事務所に居候し、仕事を手伝っている
探偵助手。
よく言えば無邪気、悪く言えばアホ。
無垢な子どものように、物を盗ったり、人を傷つけてしまう。
常人には予想もつかない言葉をぽんぽん口にする。
ある血筋の血が混じっているため、身体機能は人外の域。
幼少のころから習っていたカンフーと併せると、力ではほぼ無敵。
ただし戦略というものは全く考えてないため、策にはめられると弱い。
生活能力は意外と高く、料理、特に中華は得意。
もっぱらリーテンガルの食事はヒミツが作っている。
メインストーリーは『子どもたちが屠殺ごっこをした話 第一話』
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疑似親子
「……おなかすいた」
「嫌われるくらいなら、僕は一人の方が楽……」
ステイシー(Staysee)
17歳 / 170cm / 男 / 愛称:スティ
ヤギの角が生えた
超偏食の旅人。
花しか食べられない特異体質故に、花畑を求めて一年中旅をしてる。
無口でビビり。人と接するのが得意ではなく、たどたどしく話す。
また、人付き合いを失敗するなら、一人でいる方が気楽だと思っている。
基本は優しく穏やかな性分。
『人を惹きつける』という固有魔法を持っている。
ただし、コントロール出来ず、波長が合う人だけに発現をしてしまう。
ある日からユウレに世話を焼かれ、図書館で寝泊まりすることも多い。
時折旅先で庭師のようなことをして日銭を稼いでいる。
メインストーリーは『七匹の子ヤギ』
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「どうやら君も、知りたい歴史があるようだね」
「おやおや、私を困らせるのが上手な子だ」
ユウレ(Yule)
27歳 / 176cm / 女
人々の『出生から現在』を記録した『歴史書』を所蔵する
図書館の司書。
神出鬼没の図書館であるため、利用者は極端に少ない。
口調や仕草は男性だけど、体つきは女性。
人のために何かをしたいという気持ちが強く、人懐こく優しい性分。
『自分を必要とする人物の元に現れる』という固有魔法を有している。
この魔法を図書館にかけ、何かに悩んでいる人の人生相談を聞くことも。
常に青色と緑色、両目を行き来する青緑色、計三頭の蝶が飛んでいる。
彼らはそれぞれ、図書館を維持する力を持っているパートナー。
リーテンガル・ピアントとは同じ街出身の幼馴染で、愛煙家。
メインストーリーは『星の銀貨』
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双子の兄妹
「ウザい。俺の行動に、あんたの意志は関係ない」
「……チッ……爪欠けた……」
カナ(哀)
23歳 / 174cm / 男 /
リーテンガル
魔法貴族の一族にして、ある
水族館の館長
をしている青年。
イトとは双子の兄妹であり、彼女を溺愛している。
端的に物事を話し、ぶっきら棒に人と接しがち。
そんな態度から、根はやさしいことを理解してもらえないことが多い。
几帳面な完璧主義者で、ネイルが少し欠けただけでイライラしてしまう。
口癖は「うざい」
ある人に『海をガラスに閉じ込める』という固有魔法を貰った。
ただ、生まれつき魔力を持たない為、他人から魔力を貰う必要がある。
海に魅せられた妹を海に沈ませないため、
自分の魔法を使って水族館を作り、そこに彼女を住まわせている。
全身真っ黒であることには、何かこだわりがあるのだとか。
メインストーリーは『人魚姫』
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「私も人魚になりたい!そしたら海底で踊るのよ!」
「あなたのお話、聞かせてほしいな!」
イト(愛)
23歳 / 157cm / 女
兄が作った
水槽の中で暮らしている女性
。魔法貴族の一族。
カナとは双子の兄妹であり、彼のことを大事にしている。
明るく元気、お転婆で、サメにすら果敢に向かっていこうとする。
また、妙に敏い面もあり、人がどきりとする一言を呟くことも多い。
ただし、最近は眠ってばかりいる。
ある人に『海の中で呼吸ができる』という固有魔法をもらった。
以来、海の美しさに魅せられて地上にいることがなくなってしまった。
常に魔法を使いっぱなしのため、疲弊して眠っていることが多い。
魔法を使っている最中は、体の端々に鱗が生える。
長い間浮力のある海水の中で生活している為、歩くことが得意ではない。
その為移動の時はカナにお姫様抱っこをしてもらうことが多い。
水族館のブログや、イルカショーを担当している。
メインストーリーは『人魚姫』
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上司と部下
「……俺はこれ以上、野放しにできない」
「それが国の為になるなら、喜んでやるさ」
ピアント(Purent)
27歳 / 179cm / 男
国の為に物事を成すことを信念としている
秘密警察のトップ。
上からの命令は絶対で、基本的に仕事は国からの命令ありき。
血の気が多いし何もかもが強引だが、基本的には善人なので人望も厚い。
一方精神的には繊細で、人の前に立つことは緊張するから少し苦手。
度の超えた女好きでもあり、好みの女性を見ると口説きに行く悪癖もち。
怪我人の痛む箇所に触れることで、『痛みを吸収する』固有魔法を持つ。
ただし、吸収する際には怪我人の痛みと同等の痛みを味わうことになる。
軍にも所属しており、大佐クラス。
その仕事の中で他の人物の手に負えないヒミツの補導を請け負うことも。
リーテンガル・ユウレとは幼馴染だが、リーテンガルとは犬猿の仲。
メインストーリーは『幸福の王子』
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「ピアさん、ワタシもっと派手な仕事がしたい」
「ワタシの命は、アンタなんかにあげないわ」
ギンカ(吟歌)
22歳 / 165cm / 女
秘密警察に所属する、
ピアントの右腕。
主な仕事は事務仕事だが、誰にも言うことなく暗殺も行っている。
感情が素直に表情に出ないためわかりにくい。
実はピアントよりも荒っぽい性格で、派手なものが好き。
その性格がにじみ出ているのか所作がいちいちうるさい。
『声』に魔力を乗せることで、『物事を思い込ませる』固有魔法を使う。
肉体強化・精神操作など、『声』を聴ける生物すべてに作用する。
高密度の魔力を瞳の中に十字架型に蓄えている。
魔法使用の度に一片ずつ消費するため、使用可能回数は一日四度。
ピアントの為に生きていると言うほど彼に盲目だが、恋愛感情ではない。
メインストーリーは『星のひとみ』
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共犯者
「ざぁんねん。あんたの持ち金、俺が全部頂くぜ」
「……あンのクソ女!ほんと可愛くねぇ!!」
エンディア(Endear)
18歳 / 172cm / 男
魔法で行うイカサマと強運を駆使して、
賭場荒らしをしている少年。
没落魔法貴族の末裔で、得た金を使って家を復興させようとしている。
俺様で高飛車な言動が目立つが、根っこの部分はお人よし。
自分の向けた好意や善意を受け取られないことが苦手で、異常に凹む。
『人の視線を奪う』という固有魔法を持つ。
夜な夜な大金を動かしているため金銭感覚は完全崩壊。
宝石を食べ魔力に変換するという特殊なエネルギー変換方法を習得。
カジノでよくガリガリかみ砕いている。
メインストーリーは『嘘を吐く子供』
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「さぁ、あたしと楽しいゲームをしましょうよ」
「……あんた、鬱陶しいです。帰れください」
ツイロッカ(Twerocca)
19歳 / 166cm / 女
イカサマもお客様のいなし方もお手の物、な、
女性ディーラー。
あるカジノのオーナーに拾われて、ディーラーとして育てられた。
物静かで秘密主義。
自分のこと・思っていることを滅多に話さない。
その為、なかなかその本意を知ることはできない。
敬語を使っているものの内容が荒く、態度が大きいのが特徴。
自分を支配するオーナーと、そのカジノに昔から不満を持っている。
負債を出して潰したいと思っている。
エンディアの目的を知ってからは、互いに協力してイカサマを始めた。
ただし、あくまで共犯者の為、名前や素性は一切話していない。
『記憶を操作』の固有魔法を使い人の記憶を抜き出すことが出来る。
最近はカジノで負けてしまった人の苦い記憶を食べることが多い。
メインストーリーは『灰かぶり』
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