童話世界
Fiaba(童話世界)
時代は現代。首都である帝都は街並みはヨーロッパに近いが、世界には様々な街が存在し、街並みも古今東西多種多様である。
「魔法」と「科学」が混在する。
童話
この世界に転生した際に、必ず紐づけられる物語。
人々はその物語に基づいた性格や能力を持って生まれる。
お話には「メインストーリー」と「サブストーリー」の2種類があり、メインとサブストーリーに同じ物語を持つ人同士が引き寄せられる傾向にある。
サブストーリーを持つ人はメインストーリーを持つ相手に心酔し、彼らのためなら命を投げ打つことすら躊躇しない。
ただし、人々は自分に物語が紐づけられていることを知らない。
唯一それを知ることが出来る図書館があるとかないとか。
魔法
人々は、紐づけられた物語に関連した固有の魔法を一つだけ持つ。
中には生まれつき魔力を持たない人物が居り、
その場合は体現することがないため、自分の魔法に気付かない場合もある。
また、魔力を多分に持つ「魔法貴族」と呼ばれる血筋の者は、固有の魔法以外の魔法を操ることが出来る。
様々な街
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『帝都』
全ての知識・文化・経済が集まる童話世界フィアーバの首都。
六角形の国土の四方には、外部と繋がる橋が架かっている。街並みはロンドン風。
中心には王が住まう城、その傍には治安を守る帝都軍の本拠地がある。
『砂の街』
帝都から西へ二時間ほど電車に揺られてたどり着く田舎町。
町並みは洋風。近くに砂漠が広がっており、乾燥と寒暖差が激しい。
そのため住みにくく、人口は他の街と比べ極端に少ない。
特産品として紅茶の香りの煙草が有名。
『竜の街』
森の奥深くに存在し、人を拒む街。
帝都からは船や電車を乗り継いで、一日以上かかる。
ある一族のみが暮らしている。
この街に入り込んで戻ったものはいないため、街の中の様子は不明。
森にはリンゴが自生している。
『雨の街』
帝都南の橋を渡ったすぐ先。和の町並みで、雨の日が圧倒的に多い。
強い魔力を扱うことに長けた女性を古くから『魔女』として崇める風習が残っている。
噂では火炙りという処罰すら現存しているとか。虹の名所。二本以上が同時にかかる。
『雪の街』
ほぼ一年中雪に覆われた街。帝都から船で一日かかる。北欧の町並み。
オーロラやパウダースノー、ダイヤモンドダストが見られることから観光地として有名。
また、砂糖菓子も人気。住民は生まれつき色素が薄く、美形が多い。
『月の街』
全ての街の中で一番月が大きく見えることから、この名前が付いた。
毎年10歳になった子供たちの中から一人を選び、『剣士』として育てる風習がある。
満月の夜には『剣士』が剣舞を踊る宴を催す。
『陽の街』
海に面した港町で漁業とミカン・レモンの栽培が盛ん。
帝都から電車で南に数十分。とにかく暑い。年中暑い。
そのため住民たちも水着で歩く姿がよく見られる。
『絡繰の街』
街並みは帝都によく似ている。帝都から電車で北へ一時間ほど。
かつては玩具などの絡繰産業で栄えていたが、現在は『偽りの街』と呼ばれている。
その名の通り、絡繰産業は表向きで本当は街ぐるみの犯罪を行っていた。
現在は軍に掃討され無人。
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