箱庭デッドリーシンズ
世界の仕組み
悪魔に天使、付喪神、なんだって存在する世界。
その存在は一般人には見ることが出来ず、彼らが起こす事象は天災や心霊現象として受け取られる。
そんな中、七人の人外たちが罪を犯し果ては世界の一部を切り取り逃げ込んだ。
彼らはその世界の欠片を墓場、楽園。はたまた「箱庭」と呼ぶ。
彼らの作りだした箱庭
暴食の世界
お菓子工場が沢山並ぶ地域。
特に、飴やチョコレートの生産が盛んで、溶けるにつれ違う味が現れる何層にも成った虹色の飴が名物。
最近は酷い天災が起こったり行方不明者が出ており、治安が安定しない。
怠惰の世界
教会や聖堂が集まる地域。
敬虔な信仰者が多く、信仰者たちによるバザーや催しも盛ん。
一年で一番日が短い日に行われる祭りは、地域をあげて朝から晩まで行われる。
ある天使を祀る教会では、誰も居ないのに綺麗なベルの音が響く。
嫉妬の世界
ある城下町。
恋愛成就の伝説があるその町にあやかって、頻繁に婚活パーティーが行われており、毎回たくさんカップルが誕生する。
が、何故かなかなか長続きするカップルはいないとか。
ブライダル関係の店がとても多い。
憤怒の世界
戦争が耐えない国同士の国境を含めた箱庭。
日に日に激しくなる戦争だが、
二つの国のパワーバランスは常に一定に保たれており、なかなか決着がつかずにいる。
住民たちは愛国者がとても多い。
戦死者が多いため、教会や棺桶屋が多忙。
強欲の世界
商売が盛んな街。株や商品の売買で日々たくさんの金が行き来している。
けれどもその反面、人同士の触れ合いは少ないらしく、あまり他人に干渉しない傾向にある。
核家族が多い。
山の上には大きな寺院があり、毎月法座を開く。
傲慢の世界
朝が来ない地域。元々極度に陽の光が差さない土地柄だったが、ある日から常に真っ暗になってしまった。
暗闇故に至る所に街灯が輝く。
月の光が強まる日だけは、比較的明るい。
ある神社のお守りが名物で、身に着けると道に迷わないという。
色欲の世界
罪人の中で唯一「1から作った」広大な箱庭。
現代の世界のような文明はなく、光は篝火、電気もなく、呪術や占いが栄えている。
村に存在する村巫女が全ての決め事を決定する。
人口が爆発的に増えている。
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